こちらの記事では、
期間限定のストーリー『タマーシュナ・ムイナ』のエピソード4【開幕トーナメント!】編を1話ごと紹介しています。
※ネタバレが苦手な方は見ないようにお願いいたします
グロリアス・マスカレードの記事はこちら

タマーシュナ・ムイナ④【開幕トーナメント!】

いよいよキャッチ・ザ・テイルの試合が始まった。
NRC生のチームはなんと第1試合目の出場である。
初戦の対戦相手は、ガラの悪い街外れの青年団チームであった。
レオナの作戦通りに闘うカリムだったが、相手の思惑にはまってしまう。
ヴィルの対戦相手も、卑怯な手を使ってくる始末。
果たして彼らは無事に優勝することができるのだろうか・・・
4-1『肩車してやろうかと』

大会当日の朝、ジャックを含めホテルのロビーに全員集合した。
闘技場への移動は、王家専属のドライバーが運転する小型バスが用意されていた。
しかし、レオナは自分の運転する別の車で行くという。
ひとりぼっちは寂しかろう、とリリアとカリムはレオナの車に同乗しようという。
さらにグリムもお菓子やジュースをくれそうなカリムと一緒の車を選ぶ。
リリアたちがいると移動中うるさくて騒がしい。
それ故に、レオナは別の車で行こうとしていたが彼らにその意図は伝わらなかった。

そして今更ながら、ジャックはレオナが運転できることに驚いていた。
闘技場へ到着すると多くの観客がいる会場にカリムは驚く。
さっそくトーナメント表を確認すると、なんと第一試合にNRC生チームが組み込まれていた。
闘技場にはキファジやチェカの姿も見える。
そして王族や来賓客が座る貴賓席には、さらにひときわ大きな席が設けられていた。
その大きな席に【サンセット・ウォーリアー】であるレオナが座り、キャッチ・ザ・テイルの試合を見守ることになるのだ。
そして大会後には、毎年優勝チームを盛大に称えるパレードが用意されている。
ちなみにレオナはそのパレードには参加するつもりはないようだ。
リリアはパレードでレオナを肩車してやろうと思ったのに、とがっかりしている。
4-2『楽勝じゃない?』

大会の出場者には街の人たちが多く、レインツリー・マーケットで見た店主たちもいた。
1回戦の対戦相手は【街外れの青年団チーム】であった。
相手チームの先鋒にはガラの悪い男が出てきた。
対するNRC生チームの先鋒はカリムである。
これにキファジは驚いた。
勝負は先に2試合先取したチームが勝利となる。
故に、カリムはただの人数合わせで最後に出てくると思っていたからだ。
しかしこれは全てレオナの作戦通りであった。
まずは勝ち星の勘定に入れていないカリムを出し、あとの2人に実際の生の試合を見て雰囲気をつかませるためであった。
試合開始と同時に相手の男がカリムに突進してくる。
なんとか避けたカリムであったが、自身のビーズに男の手がかすっていた。

前日のレオナとの練習を思い出すカリム。
カリムにはリリアとヴィルのために休憩時間を稼ぐ大切な役目があった。
そのために覚えたのは【ビーズを守る技】であった。
前日の練習で、とにかく相手の攻撃をよける練習をカリムはしていたのだ。
4-3『立派な戦術』

カリムに対し、防御の練習を徹底的に叩き込んだレオナ。
しかし反対に、攻撃の戦法についてはひとつも教えていなかった。
レオナがカリムに期待することはただひとつ、【引き分け】である。
試合時間の5分間を逃げ切れれば引き分けとなり、たとえ1勝2分けでも勝ち進めるからであった。
しかし相手の男から逃げてばかりだと挑発されたカリムは、リリアに教えてもらったように闘ってみることに。
そしてカリムは正面から無防備に突っ込んでいったため、簡単にビーズを取られ負けてしまった。

これを見ていたキファジに、【守護者の授業】を久しぶりに見られそうで楽しみだと言われるレオナ。
中堅戦はヴィルが出場する。
闘技場にヴィルが現れると観客たちの大歓声が起こった。
こうしてヴィルの登場で会場はますます盛り上がろうとしていた。
4-4『1秒でも長く』

ヴィルの挑発に、相手の男は突っ込んでくる。
レオナが教えたヴィルの戦い方は、【長期戦狙い】であった。
ヴィルは腕が長いので遠くからでも相手のビーズに手が届く。
攻め急ぐ必要はなく、試合の主導権を握り相手を焦らせ、その隙にビーズを取る作戦だ。
カウンター狙いの長期戦はヴィルらしいバトルスタイルであった。
しかし、相手の男はビーズを取るように見せかけて、ヴィルの足首を狙って蹴ってきた。
即座に審判の注意が入るが、男は『たまたま当たった』と言い張って注意を聞こうともしていない。
そもそもこの大会は優勝しても賞品も賞金も出ない。
そのために、皆が誇りを持ちフェアプレイを心がける選手が多く出場しているはずであった。
しかし、このようにただ暴れたいだけの者たちがいる。
時代錯誤の祭りのせいなのだとレオナは言った。
しかしキファジの意見は違う。
第二王子のレオナが欠席を繰り返し、この大会の品位を落としているのだという。
ヴィルはかなり痛がっている。
キファジはNRC生チームの敗戦は濃厚とみていた。

しかしヴィルのことをただの【小奇麗な優男】とは見ていないレオナは余裕の表情をみせていた。
4-5『これでおしまい』

足首を痛めてふらつくヴィル。
その隙をついて男がビーズを狙ってきた。
皆が負けを覚悟した次の瞬間。
ヴィルは男の攻撃を避けてビーズを取っていた。
じつは、痛がる芝居をしていたヴィル。
ヴィルにとってはあまり美しくない試合ではあったが、1勝目を掴んだ。
最後の大将戦はリリア。
リリアが負けることはあまり想定していないレオナだったが、唯一の懸念は体力であった。
リリアにとってこの日差しの下、長時間動き続けることは危険である。
だからこそ、一瞬で試合を決める必要があった。
相手の大将は、試合開始と同時にいきなり殴りかかってきた。
彼らは真剣勝負をするつもりは毛頭なく、ただただ暴れて勝ちたいだけのチームであったのだ。
そんな彼らの思惑を聞いたリリアは我慢できなくなってしまう。

対戦相手の男は、リリアの【指導】をしっかり、きっちり、たっぷりと受けるはめとなった。
4-6『自作自演か?』

リリアは素早い動きで男に【指導】をしていた。
リリアの動きは早く、尚且つ審判には見えない角度で攻撃を加えていたため反則にはならなかった。
そしてついに、がむしゃらに突っ込んでくる相手を吹っ飛ばしビーズを奪った。
キファジも認める素晴らしい試合をリリアはやってのけた。
しかしレオナにとって納得のいく内容ではなかった。
レオナの作戦では、一瞬で終わらすはずの試合に時間をかけ過ぎていたのだ。
とにもかくにも、2回戦の進出を果たしたNRC生チーム。
喜ぶ一行のもとへレオナが唐突にやってきた。
全く言うことの聞かない選手3人に喝を入れにきたのだ。
カリム、リリア、そしてヴィルにも一言ずつ釘を刺していく。
しかし、それでも全く悪びれない彼らにレオナは不安しか残らなかった。

このまま他のチームの試合を見るように指示を出すレオナ。
自身は2回戦の計画をたてようとしていた。
4-7『俺はなにもしてねぇ』

残る1回戦最後の試合が始まろうとしていた。
出場選手は前回、前々回の優勝チームであった。
彼らは名誉あるサンセット・ウォーリアーになるため、日々鍛錬し優勝したにも関わらず、レオナからの【守護者の授業】を一切受けられていなかった。
レオナに約束を取り付けてもすっぽかされ、音沙汰無しの状況が続いていたのだ。
その彼らの目の前にいま、レオナがいる。
彼らが怒るのも当然だったが、レオナは寮長の仕事が忙しいと言い、謝る気はさらさら無い。
そのレオナを見て、今年も必ず優勝し【守護者の授業】を受けると誓った。
そして彼らの試合が始まった。
先鋒で出てきた選手は、試合開始と同時に素早い動きで相手のビーズを先取した。
そのあまりにも早い動きに皆一様に驚いた。
実は、彼らは現役の王家近衛兵たちであった。
そして彼らにも負けられない理由がもう一つある。
なぜなら、この日のためにキファジは1年間彼らを指導していたのだ。

4-8『ガチ中のガチ勢じゃな』
近衛兵たちは、自分たちの役職に誇りを持っている。
なので、常人よりもサンセット・ウォーリアーという称号に思い入れが強かった。
次の中堅戦も一瞬で終わり、リリアとヴィルが観察する時間などほとんどなかった。
しかも大将であるハイエナの獣人族の闘い方も見ることはできなかった。
普通に闘えば99%の確率で負けるであろう相手である。
それでもレオナは、自身の作戦通りに闘えば50%まで勝率を上げられると言う。
しかし、レオナにとってキファジが彼らに特訓をしていることは予想外の出来事であった。
今年から代理選手1名の選手交代が可能になっていたが、レオナには知らされていなかった。
キファジもレオナに【守護者の授業】をさせようと必死であったのだ。
さらにグリムの挑発により、彼らは代理選手に【伝説】と言われていた兵士を控えさせていることがわかった。
彼らが去ったあと、思わぬ情報を手にしたレオナはグリムを褒める。
おそらく決勝戦で彼らと闘うことになる。
優勝するため、レオナは作戦を立て直すことにした。
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