こんにちは!サリ子です♪
今回は映画「インターステラー」について解説しています。
予告編を見ただけではわからなかったこの映画のすばらしさをお伝えします。
この記事は映画「インターステラー」についてのネタバレを一部含みます。
インターステラーのあらすじ
近未来の地球で異常気象により人類は危機に直面していた。
大規模な食糧難によりこのままでは地球に住むことが出来ないと悟った人類は、居住可能な惑星を求めて宇宙の彼方に調査隊を送り込むことを決める。
主人公のクーパーは「ラザロ計画」(人類救済プロジェクト)に参加し、家族を救うために宇宙へと旅立っていく。
地球に残した娘マーフィーに「必ず戻る」と約束したクーパーは、果たして無事に惑星を見つけ出し地球に戻ることができるのだろうか・・
娘と別れるシーンは胸が張り裂けそうになったわ
離れていても家族の愛は通じるんだニャ🐾
クリストファー・ノーラン監督の描く「地球の未来」
クリストファー・ノーラン監督による映画【インターステラー】は日本語訳にすると”惑星間”という意味になります。
この作品では理論物理学者キップ・ソーンを製作総指揮に迎え、科学的に基づいた「ブラックホール」が映像化され話題となりました。
そのため、「インターステラー」は空想の物語ではなく、現実的でリアリティあふれる作品となっています。
いつも我々の想像をはるかに超える映画を作り続けている天才”クリストファー・ノーラン”が魅せる「地球の未来」の姿をこの作品で体験することができます。
マーフィーの法則(Murphy’s law)とは
マーフィーの法則の”マーフィー“とはエドワード・A・マーフィー・ジュニアというアメリカの航空学者の名前が由来です。
彼が研究者などに「注意喚起」として伝えていたメッセージが外部に広がり、徐々に有名になっていきました。
映画では主人公クーパーの娘マーフィーが何か悪いことが起きるたびに兄から「マーフィーの法則だ!」とからかわれています。
父クーパーに「マーフのせいじゃないよ」と言われても、マーフィーは悪い出来事が本当に自分のせいなのかもしれないと悩んでいたようです。
「失敗する可能性のあるものは、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」など先人達の経験から生じた数々のユーモラスであり、なおかつ哀愁に富む経験則をまとめたものである。
日本では「マーフィーの法則」の本がベストセラーになるほど流行したそうよ!
ネコ子ははじめて聞いたニャ🐾
惑星間を超えた愛の物語
インターステラーは科学的な視点でも描かれるため、非常に複雑で難しい表現も作品内には出てきます。
地球とは全く違う環境の星々やブラックホールなど今までみたことがないような映像の連続で最後まで緊張感のある作品です。
映画の鑑賞後はしばらく涙が止まらず、あまりにも壮大な映画だったため脳の処理が追いつきませんでした。
私は当初、≪地球を救うために奮闘する主人公の冒険映画≫だという認識で観にいきました。
しかし想像していた以上に壮大な作品のスケールの大きさと、出演俳優たちの素晴らしい演技によってすぐにそんな単純な映画ではないと感じました。
“宇宙”という地球から遠く離れた場所で家族を繋ぐとても愛に溢れた作品でした。
穏やかな夜に身を任せるな
ウェールズの詩人ディラン・トマスの代表作でもある「Do not go gentle into that good night」(穏やかな夜に身を任せるな)は、インターステラーの作品内で何度も繰り返し使われている「詩」です。
それはまるで、今の人類に問いかけるように何度も何度も繰り返し語られます。
詩人:ディラン・トマスより
穏やかな夜に 身を任せるな
映画インターステラー
老いても 怒りを燃やせ
終わりゆく日に
怒れ 怒れ 消えゆく光に
死の淵で賢人は 闇が正しいと知る
彼らの言葉は 稲妻を裂けなかった
穏やかな夜に 身を任せるな
怒れ 怒れ 消えゆく光に
詩人ディラン・トマスより引用
この詩をどのように捉えるかは、受け手にゆだねられています。
インターステラーの作品は見るものに常に問いかけてくる、そんな映画でした。
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